さまざまな鍵

現代の日常生活に欠かせないものとして鍵はあります。
大事なものを守る役目をする鍵ですが、その言葉の使われ方はちょっと正しくはないかもしれません。
鍵というのは錠とセットの言葉で引き出しや扉などにつけている方が錠でそれをあけるのが鍵というわけです。
ただ、錠も鍵も合わせて鍵と行ったりしてい使われていますので、日常生活で錠のことを鍵といっても特に問題はないでしょう。
錠にはさまざまなものがあります。
今まではウォード錠やシリンダー錠といったようなものが多かったのですが、最近では暗証番号錠やICキー錠、生体認証錠といったようなものもでてきて多種多様な錠がでてきています。
ウォード錠ではキーを回す障害となるものがウォードと呼ばれるものから、この名前がきていると思われます。
正しい鍵でなければ、この障害をクリアできないようになっているわけです。
シリンダー錠では、障害がタンブラーといわれるものになっていて、これが、筒のなかにあって、正しい鍵でなければ、このタンブラーが障害となって筒を回せなくなるしくみです。
筒を使った仕組みになっていることから、シリンダー錠といわれるようになったと思われます。
暗証番号錠では鍵は物理的なものではなく、記憶している番号を入力することが鍵となります。
ただ、自転車などの錠で番号を合わせることで外れる錠もこの暗証番号錠といえるかもしれません。
ICキー錠の場合は鍵として使用するカードなどにICチップを埋め込んでおいて、これを照合することで解錠をするというものです。
非接触でも使えるので摩耗がしにくいといったようなメリットもありますが、磁石などによってICチップの情報がなくなってしまうといったようなこともあります。
生体認証錠では指紋や網膜、声や血管などの個人特有の特徴を認証させることで解錠させるものです。
個人がそのまま鍵となりえるシステムなので、鍵をなくしたりする心配がないといったようなメリットがある反面で設備が高額になりがちといったこともあります。